認知症サポーター養成講座を行いました♪


こんにちは!布佐・新木地区高齢者なんでも相談室です。
暑い日が続いていますね!いよいよ夏本番でワクワクしている方も多いと思います。


そんな夏休み間近の2018年7月18日(水)、我孫子東高校にて
湖北地区社協さん、湖北・湖北台地区高齢者なんでも相談室さんと一緒に
認知症サポーター養成講座を行いました!


1時間目は紙芝居
皆さん、「認知症」って知っていますか?
認知症にはたくさんの種類があり、原因や症状は人によって様々なのですが・・・
一般的に「脳の記憶障害」と言われています。
私たちは日々、何かをするとき、必ず脳の記憶に確認しています。
例えば、スプーンを見ると「これはご飯を食べるためのもの」と脳の記憶に確認してから
スプーンを使ってご飯を食べているのです。

ですが認知症になると、
この「ご飯を食べるためのもの」と言う記憶が分からなくなってしまいます。
だから、スプーンを見ても「これはなんだっけ・・・?」と考え、
使うことが出来なくなってしまうのです。

そしてスプーンを曲げようとしたり、投げたり、違う使い方をして試してしまう。
そうやって新しい記憶を作ろうとするのです。
私たちが始めてのものを触る時、恐る恐る触って、どうやって使うかの新しい記憶を作る。
それと同じことをしてしまう、と言えば分かりやすいでしょうか。
(あくまでも一例なので、全ての認知症がそうである、とは言えないのですが)

認知症は、何も分からなくなるわけではなく、記憶障害なだけ。
つまり、心はそのままですし、思いやりもそのまま。
私たち周りの人間が、良くわからず「違う!これはスプーンだから食べるためのもの!」と
怒ってしまうのではなく
「スプーンはね、こうやって使うんだよ。」
と新しい記憶を教えてあげようとすることが大切なのです。
もちろん、教えても忘れてしまいます。
でも、心の安心感は違いますよね。
そうやって接することで進行を少しでも遅らせることが出来ると言われています。


2時間目はグループワーク
最後のアンケートでも「認知症に対する見方が変わった」「記憶に問題があるだけと分かった」
「これから接し方を考えていきたい」と言う声が多く聞こえました。

何も知らないと認知症の人に対して、ただ怖がって見てしまうだけになります。
知っていると、私たちも接し方を考えることが出来ます。
知らないことが分かるっていいですね!


3年生の皆さん、暑い中、ありがとうございました!

nandemo について

千葉県我孫子市の布佐・新木地区高齢者なんでも相談室(地域包括)です。
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